• No : 19778
  • 公開日時 : 2023/08/09 16:19
  • 更新日時 : 2023/08/16 09:44
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802.1xエンタープライズ認証設定のWi-Fiプロファイルで接続設定ができない

Android 11のデバイスで、セキュリティアップデートを行ったところ、プロファイルで設定したWi-Fiアクセスポイントにアクセスできなくなりました。
Wi-Fiの認証では802.1xエンタープライズ認証を使用し、証明書を使っております。
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回答

Android 11以降のデバイスで2023年4月のセキュリティアップデートを実行すると、
Wi-Fi接続時の802.1xエンタープライズ認証の設定値に「ドメイン(名)」の値が必要となりました。
 
その影響で、MobiControlにて802.1xエンタープライズ認証を使ったWi-Fiプロファイルを使って端末に設定している場合、
Wi-Fi認証に失敗してWi-Fiアクセスポイントにアクセスできなくなります。
 
この更新以前では、AndroidデバイスのWi-Fi認証プロセス中、ドメインフィールドは必要無かったため、
MobiControlのプロファイル設定項目欄に該当設定を行う項目がありません。
 
この新しいAndroid仕様に対応するためのMobiControlサーバーを開発元にて準備中です。
リリースされた際は、MobiControlサーバーのアップグレードにて機能対応いたします。
 
現在ご利用中のMobiControlサーバーにて対応していただく方法は以下となります。
 
【対応操作とスクリプト】
 該当端末のMobiControlエージェントアプリを「v15.4.4」へアップデートのうえ、
 下記のスクリプトを端末またはグループに対して実行してください。
 プロファイルで設定できない「ドメイン(名)」の値を設定することが可能です。
 
    実行するスクリプトについて
    writeprivateprofstring WifiExtraDomainSuffixMatch "<SSID>" "<ドメイン名>"
 
    例)
    writeprivateprofstring WifiExtraDomainSuffixMatch "SSID XYZ" "ABC.com"
    ※「SSID XYZ」は SSID、「ABC.com」はドメイン名です。
 
    なお、802.1xエンタープライズWi-Fi 接続を行うには、スクリプトコマンドで指定されたドメイン名と認証サーバーの証明書が
 一致している必要があります。
 

[スクリプトの実行手順  v15サーバー環境]
・端末個別に実行する場合
 1) 管理コンソールの端末一覧にて対象端末を指定して、下部に表示された「・・・」をクリックします
 2) 端末のアクションメニューから「スクリプトを送信」を選択します
 3) スクリプト送信画面内のスクリプトタイプで「Legacy」を選択します
 4) 「スクリプトエディター」欄内にスクリプトコマンドを入力します
 5) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします
 
・端末グループに実行する場合
 1) 管理コンソールの端末一覧にて、対象グループを右クリックします
 2) 表示されたメニューから「アクションを実行」→「スクリプトを送信」を選択します
 3) スクリプト送信画面内のスクリプトタイプで「Legacy」を選択します
 4) 「スクリプトエディター」欄内にスクリプトコマンドを入力します
 5) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします
 

[スクリプトの実行手順  v14サーバー環境]
・端末個別に実行する場合
 1) 管理コンソールの端末一覧にて対象端末を指定して、下部に表示された「・・・」をクリックします
 2) 表示されたメニューから「スクリプトを送信」を選択します
 3) スクリプトを実行する画面となりますので、スクリプト文入力画面にスクリプトコマンドを入力します
 4) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします
 
・端末グループに実行する場合
 1) 管理コンソールの端末一覧にて、グループの縦「・・・」をクリックします
 2) 表示されたメニューから「アクションを実行」→「スクリプトを送信」を選択します
 3) スクリプトを実行する画面となりますので、スクリプト文入力画面にスクリプトコマンドを入力します
 4) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします