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No : 2491
公開日時 : 2013/03/29 18:12
更新日時 : 2024/12/18 15:01
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冗長構成(二重化)時に片側のサーバーが停止した場合どうなりますか?
NetAttest EPSを冗長化(二重化)し、耐障害性の高い環境を構築しようと考えています。冗長構成で運用中に片側の認証サーバーが停止した場合でも、認証サービスが継続されるのですか?
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回答
冗長構成ではRADIUSサービスがプライマリ(マスター)とレプリカ(スレーブ)それぞれで独立して動作しているため、いずれか一方が停止中でも、もう一方で認証要求を受け取れれば認証サービスを提供できます。
NetAttest EPSの自身の機能としての「冗長化」(二重化)は、プライマリ(マスター)側のユーザー情報等のデータベースをレプリカ(スレーブ)側へ同期する機能であり、一方のサーバーが停止した際にもう一方に切り替わったり、RADIUSクライアントに何等かの通知を行ったりするものではありません。
片方が停止した場合、プライマリ(マスター)とレプリカ(スレーブ)のどちらに認証要求を送信するか、どのタイミングで送信先を切り替えるかといった動作はRADIUSクライアント(無線APや認証スイッチ)側の設定および仕様に依存するため、ご利用のRADIUSクライアント機器の設定と仕様を確認してください。
■一般的なRADIUSクライアントの動作イメージ
認証サーバーからの応答がない場合の、RADIUSクライアントの代表的な動作は下記の通りです。
利用者がRADIUSクライアント機器(無線アクセスポイント等)に接続します。
RADIUSクライアント機器は、認証サーバーの問合せの優先順位に基づき、最も優先順位の高い認証サーバーに認証要求を送信します。
認証サーバーからの応答が既定時間ない場合は、認証要求を次に高い優先順位の認証サーバに送信します。
「3」で認証要求を送信した認証サーバーから応答があった場合は、その結果に応じてサービスを提供します。
・RADIUSクライアント機器では通常2つ以上の認証サーバが指定可能ですが、エンタープライズ向けの機器であってもごく稀に1つしか指定できない機器も存在します。機器選定の際に仕様をご確認ください。
・上記は代表的な動作の例であり、全てのRADIUSクライアントが同様の動作をする訳ではありません。機器毎の動作に関しては各機器ベンダーまでお問合せください。