Android 11以降のデバイスで2023年4月のセキュリティアップデートを実行すると、
Wi-Fi接続時の802.1xエンタープライズ認証の設定値に「ドメイン(名)」の値が必要となりました。
その影響で、MobiControlにて802.1xエンタープライズ認証を使ったWi-Fiプロファイルを使って端末に設定している場合、
Wi-Fi認証に失敗してWi-Fiアクセスポイントにアクセスできなくなります。
この更新以前では、AndroidデバイスのWi-Fi認証プロセス中、ドメインフィールドは必要無かったため、
MobiControlのプロファイル設定項目欄に該当設定を行う項目がありません。
この新しいAndroid仕様に対応するためのMobiControlサーバーを開発元にて準備中です。
リリースされた際は、MobiControlサーバーのアップグレードにて機能対応いたします。
現在ご利用中のMobiControlサーバーにて対応していただく方法は以下となります。
【対応操作とスクリプト】
該当端末のMobiControlエージェントアプリを「v15.4.4」へアップデートのうえ、
下記のスクリプトを端末またはグループに対して実行してください。
プロファイルで設定できない「ドメイン(名)」の値を設定することが可能です。
実行するスクリプトについて
writeprivateprofstring WifiExtraDomainSuffixMatch "<SSID>" "<ドメイン名>"
例)
writeprivateprofstring WifiExtraDomainSuffixMatch "SSID XYZ" "ABC.com"
※「SSID XYZ」は SSID、「ABC.com」はドメイン名です。
なお、802.1xエンタープライズWi-Fi 接続を行うには、スクリプトコマンドで指定されたドメイン名と認証サーバーの証明書が
一致している必要があります。
[スクリプトの実行手順 v15サーバー環境]
・端末個別に実行する場合
1) 管理コンソールの端末一覧にて対象端末を指定して、下部に表示された「・・・」をクリックします
2) 端末のアクションメニューから「スクリプトを送信」を選択します
3) スクリプト送信画面内のスクリプトタイプで「Legacy」を選択します
4) 「スクリプトエディター」欄内にスクリプトコマンドを入力します
5) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします
・端末グループに実行する場合
1) 管理コンソールの端末一覧にて、対象グループを右クリックします
2) 表示されたメニューから「アクションを実行」→「スクリプトを送信」を選択します
3) スクリプト送信画面内のスクリプトタイプで「Legacy」を選択します
4) 「スクリプトエディター」欄内にスクリプトコマンドを入力します
5) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします
[スクリプトの実行手順 v14サーバー環境]
・端末個別に実行する場合
1) 管理コンソールの端末一覧にて対象端末を指定して、下部に表示された「・・・」をクリックします
2) 表示されたメニューから「スクリプトを送信」を選択します
3) スクリプトを実行する画面となりますので、スクリプト文入力画面にスクリプトコマンドを入力します
4) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします
・端末グループに実行する場合
1) 管理コンソールの端末一覧にて、グループの縦「・・・」をクリックします
2) 表示されたメニューから「アクションを実行」→「スクリプトを送信」を選択します
3) スクリプトを実行する画面となりますので、スクリプト文入力画面にスクリプトコマンドを入力します
4) スクリプトコマンドを入力したら、下部の「スクリプトを送信」をクリックします