〇必要なご購入品目
VMWare ESXiに構築する場合と同じく、仮想アプライアンス版のMark II Server/Analyzer及びMark II Clientの各機能のライセンスが必要となります。
Nutanix専用の製品やライセンスはありません。
〇利用するイメージファイル
各アプライアンスのOVAファイルを利用します。
Server/Analyzer V3.2.3以降が対象となります。
〇構築手順
※下記手順Webサイトも併せてご確認ください。
・Server/Analyzer V3.2.3~V3.2.4
Nutanix AHV環境へMark II Server/Analyzerを構築する手順は次の通りです。
- vmdkファイルをPrism Centralにアップロード
OVAファイルを7-zip等のアーカイバで解凍し、vmdkファイルを取得してください。
アプライアンスごとに「~disk1.vmdk」「~disk2.vmdk」の2つのファイルがあります。両方をアップロードします。
- vmdkファイルから仮想マシンを作成
下記の内容で作成します。
項目\アプライアンス |
Server |
Analyzer |
CPU |
1 |
1 |
Cores Per CPU |
4 |
4 |
Memory |
8 |
8/16/32(※) |
※Analyzerのメモリを32GBに設定する場合は、メモリ拡張オプションが必要となります。
なお、ごく小規模な環境を除き、運用環境においては、Analyzerのメモリは16GB/32GBを推奨します。
※Diskの設定では、手順1.でアップロードした2つのvmdkファイルを両方設定する必要があります。
また、Bus Typeは「SATA」を選択してください。
デフォルトでCD-ROMなどが設定されている場合は、削除してください。
-
コンソールからE1000 NICの追加
Prism Central上で任意のCVMを開き、管理者権限でログイン後、次のコマンドを入力してください。
<vm name>には作成したServer / Analyzerの仮想マシン名を、<network name>にはあらかじめ作成したSubnet名を入力します。
nutanix@CVM~$ acli vm.nic_create <vm name> network=<network name> model=e1000
最大4つ設定できますが、
最低1つ設定することで稼働します。
複数のネットワークに接続する必要がある場合、複数のNICを設定してください。
-
プライベートIPアドレスの割り当て
-
各アプライアンスのシステム管理ページにアクセス
〇注意事項
・Nutanix Guest Toolsは搭載していないため、以下の機能はご利用いただけません。
-セルフサービスリストア(SSR)
-VSS
-ESXiからAHVへのクラスタ変換の準備
-Nutanix VM モビリティ (AHVからESXiへの移行)