RADIUSクライアントの動作仕様に依存しますが、、通常は少なくとも1台のNetAttest EPSが正常に動作していれば認証サービスは提供されます。
NetAttest EPS自身の機能としての「冗長化」は、ユーザー情報等のデータベースの同期が主であり、サーバーが停止した際にRADIUSクライアント(無線アクセスポイント等)に何らかの通知を行うものではありません。
認証サーバー(NetAttest EPS)の死活の確認や、認証サービスが停止している場合の認証要求先の切り替えに関しては、RADIUSクライアントが行います。
■一般的なRADIUSクライアントの動作イメージ
認証サーバーからの応答がない場合の、RADIUSクライアントの代表的な動作は下記の通りです。
- 利用者がRADIUSクライアント機器(無線アクセスポイント等)に接続します。
- RADIUSクライアント機器は、認証サーバーの問合せの優先順位に基づき、最も優先順位の高い認証サーバーに認証要求を送信します。
- 認証サーバーからの応答が既定時間ない場合は、認証要求を次に高い優先順位の認証サーバに送信します。
- 「3」で認証要求を送信した認証サーバーから応答があった場合は、その結果に応じてサービスを提供します。

・RADIUSクライアント機器では通常2つ以上の認証サーバが指定可能ですが、エンタープライズ向けの機器であってもごく稀に1つしか指定できない機器も存在します。機器選定の際に仕様をご確認ください。
・上記は代表的な動作の例であり、全てのRADIUSクライアントが同様の動作をする訳ではありません。機器毎の動作に関しては各機器ベンダーまでお問合せください。 |