• No : 10864
  • 公開日時 : 2019/01/22 11:08
  • 更新日時 : 2024/09/27 13:11
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ディスプレイの電源を切った状態でリモート接続すると、アプリケーションの画面表示がおかしくなることがあります。

ディスプレイの電源を切った状態でリモート接続すると、アプリケーションの画面表示がおかしくなることがあります。
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回答

[対象製品]
Windows版 Soliton SecureDesktop用 Splashtop Streamer
 
[内容]
Soliton SecureDesktop用 Splashtop Streamerをインストールした端末(以降、ストリーマー)の
ディスプレイ電源がオフ状態、ノート型端末であればカバーを閉じた状態で、
SecureDesktopでリモート接続した場合に、以下の制限が生じることを確認しております。
 
 ・ストリーマー端末でマイクロソフトリモートデスクトップ接続やFirefoxなどの
  一部アプリケーションを起動しても画面が正常に表示されず、真っ白な画面(または、真っ黒な画面)
  が表示される場合があります。
 
 ・ストリーマーのOSがWindowsの場合は、スタートメニューやカレンダーが正常に表示されない、
  Windowsの設定画面やWindowsパスワードの変更画面、Office製品などがスクロールできないことがあります。
 
 ・ストリーマー端末がWindowsでSmartOn IDがインストールされている場合に、代用コードの入力画面が
  表示されない場合があります。
 
この現象が発生した場合は、ストリーマー端末のディスプレイ電源がオフ状態になっていないか、
ノート型端末であればカバーを閉じた状態で接続していないかを確認してください。
アプリケーションによっては、画面のレンダリングにグラフィックカードを使用した
ハードウェアアクセラレーションを使用しているものがあります。

ディスプレイの電源をオフにする(カバーを閉じる)と、省電力のためにグラフィックカードの機能が
オフになり、グラフィックカードを使用した画面のレンダリングが実行できない状況となるため、
この現象が発生します。
 
この現象を回避するためには、ストリーマー端末のディスプレイ電源がオン状態(ノート型端末では
カバーを開いた状態)でリモート接続を行ってください。
 
なお、ノート型端末では、外部ディスプレイを接続することでも現象が回避できる場合があることを確認しています。

また、一部アプリケーションでは以下のようにハードウェアアクセラレーション機能を無効にすることでも、
現象が回避できる場合があることを確認しています。
 
・Firefox
Firefoxを起動し、画面右上[≡マーク]-[オプション]-[一般]-[パフォーマンス]-[ハードウェアアクセラレーション機能
を使用する]のチェックを「オフ」にする。
 
・マイクロソフトリモートデスクトップ接続
[ファイル名を指定して実行]で「gpedit.msc」を入力してローカルグループポリシーエディターを起動し、
[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windowsコンポーネント]-[リモートデスクトップサービス]
-[リモートデスクトップ接続のクライアント]-[ハードウェアアクセラレータによるデコードを許可しない]を
「有効」にする。
 
その他のアプリケーションでもハードウェアアクセラレーション機能に関連した設定を無効にできる場合
がありますので、この現象が発生した際には各アプリケーションの設定変更も検討してください。
※アプリケーションの設定変更後はアプリケーションの再起動をしてください。
※アプリケーションの設定変更は、お客様環境で動作に問題がないことを十分に確認したうえで行ってください。