• No : 21078
  • 公開日時 : 2024/05/14 10:38
  • 更新日時 : 2024/06/07 17:30
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Nutanix AHV 環境へのFileZen Sの構築について

FileZen S Virtual ApplianceのNutanix AHV 環境への構築について本記事にてまとめます。
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回答

〇必要なご購入品目
 ご購入頂く FileZen Sは、「FileZen S Virtual Appliance (FZS-ST82-V-HN)」です。
 (Nutanix専用ということではなく、仮想環境共通の品目です)
 その他、ユーザーライセンスやウイルスチェックライセンスといったサブスクリプション等をご購入ください。

〇利用するイメージファイル
 利用するイメージファイルは、「OVAファイル」です。

 以下の弊社サイトからご取得ください。

 弊社Webサイト
 Soliton Cloud Ocean Service
 >FileZenS VX.X.X OVAファイル
 >FileZenS-VX.X.X-YYYYYMMDDXXXXXX.ova

 ※Soliton Cloud Ocean Serviceは、弊社の製品および保守サービスをご購入いただくと利用できるWebサイトです。
 ※ログインには、ご購入時に登録いただく「Soliton ID」が必要です。
 ※「X」「YYYYMMDD」部分はバージョンによって異なる数値が入ります。

〇構築手順
 Nutanix AHV 環境に仮想版FileZen Sを構築する手順は、
 下記のNetAttest EPSを構築する場合と同様です。

 【EPS技術記事】Nutanix AHV 環境へのNetAttest EPS/NetAttest EPS-ap構築手順
 https://www.netattest.com/netattest-eps-nutanix-installation-guide-2024_tec_sol

上記サイトをご参照のうえ、以下の手順でご構築ください。

(1)EPSの記事「事前準備」を参照し、OVAファイルを展開し、2個のvmdkファイル(~disk1.vmdk,~disk2.vmdk)を抽出します。

(2) EPSの記事「NetAttest EPS (ST06モデル)のデプロイ」の章に沿って、以下の順に作業します。

  1. vmdkファイルをPrism Centralにアップロード
    (1)で抽出した2個のvmdkファイルをアップロードします
  2. vmdkファイルから仮想マシンを作成
    手順 「02」の Configuration画面の設定値も同じにします
    手順 「04」の Attach Disk 画面の設定値は、以下の値を設定します。
    なお、vmdkファイルを選択時の設定値が異なる場合、以下の値に変更してください。
    ■~disk1.vmdkファイルを選択時の設定値
    項目 設定値
    Type Disk
    Operation Clone from Image
    Image FileZenS-VX.X.X-YYYYYMMDDXXXXXX-disk1.vmdk
    Capacity 4 GiB
    Bus Type IDE

    ■~disk2.vmdkファイルを選択時の設定値
    項目 設定値
    Type Disk
    Operation Clone from Image
    Image FileZenS-VX.X.X-YYYYYMMDDXXXXXX-disk2.vmdk
    Capacity 1024 GiB
    Bus Type IDE
    ※「X」「YYYYMMDD」部分はバージョンによって異なる数値が入ります。
     
  3. コンソールからE1000 NICの追加
  4. プライベートIPアドレスの割り当て

(3) FileZen Sにアクセス
 Webブラウザのアドレスバーに(2)-4で指定したプライベートIPアドレスを入力し、
 HTTPSでFileZen Sにアクセスします。
 (接続時にセキュリティ警告が表示されますが、初期構築時点では無視してください。)

 https://<指定したプライベートIPアドレス>:8888

〇最新のバージョンにアップデートする
 新しいバージョンがリリースされている場合は最新版にアップデートします。
 アップデート手順は「システム管理ページリファレンスマニュアル」の「ファームウェア更新」の章をご参照ください。

〇注意事項

・NutanixにはOVAファイルをそのままインポートする機能がございますが、イーサネット及び
 ディスクコントローラーの手動指定が必要なためこの機能は利用できません。
 将来のバージョンではVirtIOドライバーを組み込み、より便利に構築できるようにすることを検討しています。

・Nutanix Guest Toolsは搭載していないため、以下の機能はご利用いただけません。
 -セルフサービスリストア(SSR)
 -VSS
 -ESXiからAHVへのクラスタ変換の準備
 -Nutanix VM モビリティ (AHVからESXiへの移行)