詳細
タイムマシーンの仕様と設定値による動作について説明します。
(以下バックアップの場合は、レプリケーションをバックアップと読み替えてください。)
- タイムマシーンデータについて
レプリケーションでは以下のようにデータを扱います。
- マスタサーバーの仮想ドライブに新しくファイルが作成される。(FileAとする)
- レプリケーション機能によりFileAがレプリケーションされ、レプリカサーバーのレプリケーション領域にデータが格納される。(この最初のデータをFileA(1st)とする)
- 仮想ドライブ上でFileAが変更される。
- レプリケーション機能で変更されたFileAがレプリケーションされる。
この時、レプリカサーバーでは、FileA(1st)をアーカイブ領域にコピー(格納)し、その後変更されたFileAをレプリケーション領域に格納する。(このデータをFileA(2nd)とする)
- この後、仮想ドライブ上でFileAが変更されるごとに、レプリカサーバーのアーカイブ領域にFileA(1st)、FileA(2nd)...のようにデータが格納されていく。
- このアーカイブ領域のデータは、タイムマシーン保存期間を過ぎると順に削除される。
- レプリケーションの実行スケジュールについて
レプリケーションで実行スケジュールの設定を「常時」以外にしていた場合、実行時間外ではレプリケーションが実行されません。
このため、実行時間外に仮想ドライブ上で変更されたデータの内、一番最後に変更されたデータしかレプリケーションがされませんので、ご注意ください。
(実行時間開始時のデータだけがレプリケーションされるため)
なお、これは、大量のデータを仮想ドライブ上にコピーし、レプリケーションに時間がかかっている場合も同様で、大量のデータのレプリケーションが完了するまでに仮想ドライブ上で変更されたデータの内、一番最後に変更されたデータしかレプリケーションが行われません。
- タイムマシーンからの復元について
タイムマシーン保存期間内であれば、そのデータを復元することができます。
ただし、上記の実行スケジュールについてにある通り、レプリケーションの実行時間外に変更された内容については、レプリケーションされていないため復元できません。
また、タイムマシーン保存期間外でも、レプリケーション領域にあるデータ(マスタと同じデータのバックアップ)については、復元することができます。