[内容]
Windows版 Soliton SecureDesktop Client(以下、SSD Client)V1.4.2※、
Windows版 Soliton SecureDesktop用 Splashtop Streamer(以下、Streamer)V3.2.8.1から、
リモート接続時にSSD Client端末のマイク入力をリモート接続先であるStreamer端末側に
リダイレクトできるようになりました。Streamer端末上でSkype for Businessなどを使用した際、
SSD Client端末のマイク音声を送ることが可能になります。
※SSD Client V1.4.1をご利用時にリモートマイクが有効にできない現象がありV1.4.2で修正しました。
V1.4.1をご利用の方はV1.4.2以降にバージョンアップしてお試しください。
リモートマイク機能を有効にする方法は、以下のとおりです。
■ご利用までの流れ
1.リモートマイクオプションを付与してStreamerをインストールする
2.V1.4.2以降のSSD Clientからリモート接続する
3.リモートマイクを有効にする
4.リモート接続時にマイクドライバーをStreamer端末へインストールする
■手順詳細
1.リモートマイクオプションを付与してStreamerをインストールする
コマンドプロンプトを起動し、インストールオプション「RemoteMic=1」を付与してStreamerを
インストール(古いバージョン・同じバージョンからは上書きインストール)します。
<コマンド>
Splashtop Streamer V3.4.4.0 の場合
--------------------
StreamerV3.4.4.0_Windows.exe prevercheck /i RemoteMic=1
--------------------
Splashtop Streamer V3.5.8.3 の場合
--------------------
Streamer_v3.5.8.3_Windows.exe prevercheck /i RemoteMic=1
--------------------
※上記コマンドはV3.4.4.0、V3.5.8.3のインストーラーでの例です。
「V3.4.4.0」、「V3.5.8.3」の部分はバージョン番号を示しますので、
実際のインストーラーのファイル名のバージョン番号にあわせて実行してください。
※「prevercheck」はコマンド実行用オプションです。
コマンド実行の際は必ず付与する必要があります。
※「/i」はインストールオプションです。
※サイレントインストールで実行する場合は「/s」を追加してください。
旧バージョンのStreamerを利用している場合、上書きインストールが可能です。
すでにオプションを付与せずにStreamerをインストールしている場合も、そのまま
上書きインストールが可能です。
インストール後は、StreamerからSSD Centerにログインできることを確認してください。
例:インストーラーをc:\workフォルダにダウンロードする場合の手順
から「StreamerV3.4.4.0_Windows.zip」をダウンロード・展開し
「StreamerV3.4.4.0_Windows.exe」を c:\workフォルダ配下に保存してください。
2)コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。
(cdコマンドでプロンプトをc:\workに移動する)
cd c:\work
(インストーラーを以下のオプションを付け実行する)
StreamerV3.4.4.0_Windows.exe prevercheck /i RemoteMic=1
2.V1.4.2以降のSSD Clientからリモート接続する
SSD Clientは、リモートマイク用のインストールオプションは必要ありません。
そのまま新規インストール、または古いバージョンから上書きインストールを行ってください。
SSD Clientを起動し、SSD Centerへログインしてください。
リモート接続を行いたいStreamer端末を選択し、リモート接続してください
3.リモートマイクを有効にする
画面上部メニューバーを開きマイクアイコン(Remote Microphone)が黒色になっていることを確認してください。
(画像1 マイクアイコンの色1)
※リモート接続直後はマイクアイコンが灰色ですが、5秒程度待つと黒色に変わります。
数秒待っても黒色に変わらない場合、リモートマイクオプションを付与したStreamerが
正しくインストールされていない可能性があります。その場合は、手順1を再度確認してください。
(画像1 マイクアイコンの色1)
4.リモート接続時にマイクドライバーをStreamer端末へインストールする
マイクアイコンが黒色になっていることを確認後、マイクアイコンをクリックしてリモートマイクを有効にしてください。
自動的にマイクドライバーがインストールされます。
マイクアイコンが緑色に変わり、リモートマイクが有効になります。
※無効にする場合は、再度マイクアイコンをクリックしてください。赤色に変わります。
(画像2 マイクアイコンの色2)
マイクドライバーがインストールされているかどうかは、Streamer端末側の「デバイスマネージャー」で確認することができます。
(画像3 デバイスマネージャー)
■注意事項
・リモートマイク機能は、SSD Client端末およびStreamer端末で音声の入出力が既に可能であることが前提です。
必ずリモート接続を行う前に、各端末単体でマイク入力に問題ないこと、サウンド出力に問題ないことを確認してください。
※リモート接続中もStreamer端末で音声の入出力が可能な状態である必要があります。
Streamer端末はマイクやスピーカーなどのオーディオデバイスが認識された状態で
リモート接続を行ってください。
SSD Client端末のマイク入力については、[コントロールパネル]-[すべてのコントロールパネル項目]-[音声認識]-
[マイクのセットアップ]などで確認することができます。(画像5 マイクのセットアップウィザード)
Streamer端末についても、リモート接続されていない状態で正常にマイク入力ができること、およびマイク入力が可能な
オーディオデバイスが接続、認識されていることを確認してください。
(画像4 マイクのセットアップウィザード)
・リモートマイクを有効にしてもマイク入力が正常に動作していないと思われる場合は、Streamer端末で
[コントロールパネル]-[すべてのコントロールパネル項目]-[音声認識]の画面左下の[オーディオデバイス]を開き、
[録音]タブで「Splashtop Virtual Audio Device」を規定のデバイスにすることで解消するか確認してください。
「Splashtop Virtual Audio Device」は、リモートマイクが有効中に表示されます。
(画像5 オーディオデバイス)
・Teamsなど音声通話可能なアプリケーションを利用している場合は、アプリケーションのオプションでオーディオデバイスの
スピーカーが想定したデバイスであること、マイクは「Splashtop Virtual Audio Device」が選択されていることを確認してください。
(画像6 Teams 例 [メニュー「…」]-[設定]-[デバイス]-[マイク])
・SSD Client端末からのカメラ映像(ビデオ)のリダイレクトは未対応です。