概要
ティアリング用 使用頻度値記録モード設定について説明します。
詳細
ティアリング用 使用頻度値記録モード設定では、ティアリングで使用しているファイルの使用頻度値の更新日時の指定をします。
運用初期の移行作業時以外では必ず「通常モード」を使用してください。
- 通常モード
「通常モード」では、ファイルに何かしらの処理が行われた日時(現在日時)を用いて使用頻度を算出します。
そのため、仮想ドライブにcopyコマンド、robocopyコマンド、及びエクスプローラなどを用いて初期データをコピーして移行する場合、移行直後のファイルは全て同じ使用頻度になる為、更新日時の新しいファイルも速度の遅いストレージに移動する可能性があります。
- 手動データ移行モード
「手動データ移行モード」では、更新日時を用いて使用頻度を算出します。
そのため、更新日時の新しいファイルは速度の早いストレージ、更新日の古いファイルは遅いストレージに配置される様になります。
運用初期の移行作業時以外は、必ず「通常モード」を使用してください。
なお、Vマイグレーション、取り込み(ライブマイグレーション)、クイックマイグレーションでは自動的に更新日時を用いて使用頻度を算出するため、「手動移行モード」に変更する必要はありません。
「通常モード」のまま実行してください。