新規構築時の注意事項について、ご説明いたします。
1. 評価版環境をお使いのお客様
評価版の環境を製品版にそのまま切り替えることはできません。
製品版の環境は、新規にインストールを行ってください。
評価版をインストールしているマネージャーやクライアント等は、アンインストールをお願い致します。
また、パラメータシートをご要望の場合は、一般公開していない資料ですので、
大変お手数ですが、弊社営業までご相談をお願いいたします。
2. 最新の製品メディア(CD)の使用
最新の製品メディアは、SmartOn ID V2.8.1です。
パッケージ内にはプログラムCD、ドキュメントCDの2枚のCDをご用意していますので、
SmartOnのコンポーネントの構築には「V2810 プログラムCD」をご使用ください。
3. ご使用のOSに対応するSmartOn IDのバージョンをご確認ください。
Windowsのエディションやバージョン、仮想環境についてもご確認いただき、
サポートされたバージョンをご利用ください。
4. 最新モジュールの適用
健全な状態でソフトウェアをご使用いただくために、最新のモジュール
(アップデートパック、修正モジュール)をダウンロードして、必ず適用してください。
最新モジュールは下記ページからダウンロード可能です。
●SmartOn ID V2.8.1 アップデートパック
インポート・エクスポートツールについても、最新モジュールをご使用ください。
最新モジュールは下記ページからダウンロード可能です。
ログサーバーをご利用の場合、ログサーバーの最新バージョンは、
下記ページからダウンロード可能です。
●SmartOn ログサーバー
5. 各種認証デバイス(カードリーダーなど)の最新ドライバの適用
SmartOn IDで動作確認済み認証デバイスの最新ドライバを下記ページで公開しております。
使用するデバイスに対応したドライバをダウンロードして、適用してください。
●SmartOn ID [ダウンロード]-[ドライバ]
6. 構築時の参照マニュアル および 最新マニュアル
SmartOn IDを新規導入いただくユーザー様向けの簡易導入ガイドとして、
下記のマニュアル(セットアップガイド)をご用意しております。
基本的なSmartOn IDシステムを構築するにあたって必要な作業手順を、
導入例に沿って記載しておりますので、まず当該マニュアルをご覧ください。
セットアップガイドを含む最新マニュアルは、下記ページにて公開しています。
最新版のマニュアルをご覧ください。
7.ACLサーバー名
ACLサーバーのFQDNについて「hostname.local」でのご利用は避けるようお願いいたします。
認証遅延の原因となる場合があります。
詳しくは[ACLサーバーのFQDNが「hostname.local」にならないようにしてください]を御覧ください。
FAQ No.10118 ACLサーバーのFQDNが「hostname.local」にならないようにしてください
なお、弊社推奨のドメイン名などはございません。
8. SmartOn ACLサーバーへの接続テスト
製品メディア付属の「ACLサーバー接続テストツール」を使用することで、
任意のACLサーバーに対して、ツール上で手入力したSmartOnアカウント/パスワードで
SmartOn認証を行うことが可能です。
SmartOnマネージャー/クライアントのインストール前には、
本ツールを使用してACLサーバーへの接続が可能である事をご確認ください。
●ACLサーバー接続テストツール
V2810プログラムCD内
[Tools]-[ACLサーバー接続テストツール]-「SACheck.exe」
※ツールの使用方法は[ACLサーバー接続テストツール]フォルダ内
「Readme.txt」をご覧ください。
サポートサービス契約済みの方は、下記FAQからもダウンロード可能です。
FAQ2412 ACLサーバーへの通信が可能か確認する方法
9. キャッシュ機能の有効化 (初期値:無効)
通常、SmartOnクライアントへのログオン時にはACLサーバーと接続可能である必要がありますが、
キャッシュ機能を使用することでACLサーバーに接続できない状態(ACLサーバーのダウン時、オフライン時など)でも、
前回ログオンしたキャッシュ情報を使用してクライアントにログオンすることが可能です。
新規構築する環境が、ACLサーバーを冗長化していないシングル構成の場合には、
ACLサーバーでの障害発生時におけるサーバー復旧の期間を考慮し、
キャッシュの有効化をご検討ください。
※ディスク情報にてキャッシュの有効期間を設定する場合、設定日数が短すぎると
休日中もしくは休日の直前に障害が発生した場合など、
障害復旧の即時対応ができない状況から、休日の間に有効期限が切れてしまい
ログオンできなくなる恐れがあります。
予め有効期間を5~10日程度と設定する等、利用環境の運用に合わせて設定してください。
※キャッシュの有効期間を 3日と設定した場合、オンラインでログオンしたのが 7月1日の場合、
キャッシュでのログオンが可能なのは7月3日 までとなります。
キャッシュ機能の詳細は下記のマニュアルをご覧ください。
「2.10 キャッシュ」
10.ACLサーバー複数台構成
SmartOn IDのACLサーバーは、WindowsのActive Directoryを使用します。
このため、ACLサーバーが正常に動作するためには、Active Directoryとして正常に動作している必要があります。
バックアップや負荷分散を目的として複数のACLサーバーを構築する場合は、
複製(レプリケーション)の処理が正しく行われることを確認してください。
複製が正しく行われていない場合、SmartOn認証に失敗したり、ユーザー情報を追加できなくなったりなど、
SmartOn IDの各動作が正常に行われなくなることがあります。
11. 使用上の注意事項
SmartOnを利用する際の、各種注意事項を下記のFAQにて公開しています。
必ずご確認ください。
FAQ7489 使用上の注意事項を教えてください
12. FAQの技術情報
上記以外にもFAQサイトにて、多数の技術情報を公開しています。
サポートサービス契約済みの方は、専用アカウントにてログインしてください。
●ソリトンシステムズFAQ
以上です。